テレビはどこまで視聴者に説明すればいいのでしょう

2021年8月30日月曜日

TVディレクターの仕事

t f B! P L

お早うございます。早起きディレクターです。
9月4日(土)放送予定(午後4時20分頃から)の「とびだせ!えほん」大阪府枚方編は無事に収録も仮編作業も進み、さきほどはVTRに添えるBGMもあらかた付け終えました。

どこまで視聴者に説明すればいいのでしょう


で、あらためて自分のつくるVTR を見ながら思うのは、「もしかしたらこのVTRを”不親切”と感じる視聴者がいるかも知れないな」ということです。



というのも「えほん旅」の場合、ロケ中の長谷川さんのおしゃべりや勝手な妄想にたいして、ナレーションで特別丁寧な説明もしないし、VTR途中のCM開けにこれまでの経過を丁寧に振り返ることもしない。

なにより説明的なテロップが少ない。

(もちろんディレクターはあえていらないと判断しているわけです。人名や店名などもテロップであえて説明しないこともあります。)

なぜかと言えば”あまりに説明過多の番組”を自分は好まないからです。
普段家でテレビを見ていても、あんまり細かく説明されると思わず「なめんなよ😡」と喧嘩腰になってしまいます。

だってCM明けに、さっき見たシーンが再び長々と出てくると腹が立ちませんか?




とはいえ今やチャンネルをひねれば(古い言い回しだ)ほとんどの地上波のテレビは説明大好きな番組ばかり。

きっとどこから見ても理解できるような親切でわかりやすいものの方が視聴率をかせぐからなのでしょう。(それだけでもないと思いますけど)

そして、これからもますますそんな番組が増えていくのでしょう。
でも本当に視聴者はそんな番組を求めているのか?

ディレクターをやっているといつもこのような”どこまで説明するか?”というさじ加減でいつも悩みます。

もちろん僕の場合は「あえて説明せずに視聴者に考えて(感じて)もらう」という姿勢をとっていますが、とはいえ、あまりに内容がマニアックに過ぎるとまったく説明しないのも考えものです。

でも、それはそれでよしなんですけど・・・と、あれこれ考えているうちが花なんでしょうね。
なにも悩まなくなったらディレクターも終わりですから。



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大阪市, 大阪府, Japan
元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

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