アホにもの言うように説明するな!とお怒りの諸兄に

2020-06-17

TVディレクターの仕事 とびだせ!えほん

t f B! P L

お早うございます。早起きディレクターです。
朝からちょっと過激なタイトルを書いてしまいましたが、みなさんにはこんな経験はありませんか?
テレビ番組を見ていてあまりのていねいな説明ぶりに「いらっ!」とくることです。

わかりやすいが一番大事



最近のテレビ番組は視聴者に「できるだけわかりやすく伝える」ことを優先します。放送局でVTRプレビュー(試写)をしていても、プロデューサーが若手ディレクターに「ここはもう少しわかりやすく説明しよう!」などと言っている光景はよく見かけます。
かくいう僕もそのフレーズをたまに使ったりもします。
もちろん作り手として視聴者への親切心は大事ですし、理解できない人がわかるように説明することは必要なことです。

でも「わかりやすさ」って人ぞれぞれですから、それをやり過ぎると見ている人によってはだんだん腹が立ってくる場合もあります。若者が知らないことでも、長く生きてきた方々にとっては常識の事もたくさんありますし、また逆の場合もあります。
それをあまりに丁寧に説明されると、いらっ!として「そんなことぐらい知っとるわい、ぼけ」と、チャンネルを叩き壊すおっさんもでてきます。(いないか)
それでなくても近ごろの情報系の番組は、できるだけ多くの文字情報や資料写真・動画などを使って説明しまくりますからなおさらです。
時には馬鹿にされているような気さえします。

「とびだせ!えほん」の場合


僕の担当しているコーナー「とびだせ!えほん」では、できるだけ余計な説明は避けるようにしています。
このコーナーでは昭和のなつかしい話題などがよく出てきますが、今の若者にはきっと耳にしたこともないような事柄も多いでしょう。でもそこはあえて説明しないスタンスをとっています。

たとえば古典落語に関する話題を話していてふと「喜六と清八」などの話題が出たとします。
その時、ナレーションやテロップを使ってこの「上方落語に登場する有名な人物」について説明するか?
ぼくなら補足を最小限にするか、場合によっては說明をスルーします。
だってあんまり解説しすぎると古典落語に詳しい諸先輩方に失礼だし、もし若者が落語に疑問や興味をもったのなら自分で調べれば良いとおもうからです。
でも最大の理由は、說明や解説が過ぎるとせっかくのVTRの情緒感が損なわれるからです。


でもこの問題って「本当にこれでいいのかな?」といつもぼくらを悩ます問題でもあるんです。
実際のところなにが正解なのかはいまだにわかりません。
だれかにくわしく説明してもらいたいくらいです。



注目

旅コーナー「とびだせ!えほん」の最後を飾るとっておきの一枚

お早うございます。早起きディレクターです。 物語には「起承転結」「序破急」などと呼ばれる構成パターンがありますが、テレビVTRの作り手としては「最後」はやっぱり気持ちよく終わらせたいと考えています。 僕は明るくてシンプルなものが好きですから、昔の松竹新喜劇のような 「泣かせたあと...

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