お早うございます。早起きディレクターです。
「縁は異なもの味なもの」なんて昔の人はよく言いましたが、これは主に男女関係の”不思議で面白く、常識を超えた結びつき”を指す言葉だそうです。
でもいわゆる惚れた腫れたの男女の中ではない人間関係でも、やっぱり世の中には「異で味なこ゚縁」がちょこちょこあるもんです。
ことの起こりは昨年の初冬に高野山で行われた法事のことでした。
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たまたま高野山のそばに住む妻の遠縁筋にあたる一人の女性に、最寄り駅まで車で送ってもらうことになったのですが、”なんとな〜く”車中で話すうちに”なんとな〜く”仲良くなって”なんとな〜く”彼女の知り合いのライブハウスに行くことになったんです。
で、そのお店で酔っ払って、彼女に請われるままにギターを弾いて歌っているうちに更に親しくなり、なぜか、その翌月行われた彼女のご主人の法事に(これは”なんとな〜く”ではなく真面目に)参加することになったのです。
そう、その女性はご主人を一月前に亡くしたばかりでした。
とはいえ、彼女は妻のはとこにあたる方の奥様ですから、妻とは親しかったようですが僕にはけっこう遠い人、これまでお話さえしたこともありませんでした。
でも当日、法要で家族のスナップ写真を撮ってあげたり、彼女の子息たちと楽しく会話しているうちにさらに親しみが湧き(和歌山の若者たちはみんなとっても素直で快活なんです!)
さらに彼女と最初に訪れたライブハウスが、なんと僕の大学の後輩ギタリストが常連で出演している店!といううれしい偶然もあり、それから1年半たった今、彼女の住む高野口を中心としたある物語動画を作ることになりました。
ちなみに高野口というのは世界でも珍しいパイル織り物の名産地で、彼女のご主人もその高野口パイル製造会社の社長さんでした。
その工場のある建物がまた見事に昭和レトロな雰囲気で、ぜひ後世に残したいと思ったのも動画作りのきっかけでした。
いずれにせよ、いろんな縁が導いてくれて出来た動画ですから僕にとってもなかなか想い出の深い作品になりました。
VTRなかばで、僕の後輩デュオも登場して、なかなか温かくてチャーミングな歌とギターを聞かせてくれてます。
よろしければご覧ください。
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