テレビの作り手が勝手に感動するな!とお怒りの貴兄へ

2020年11月26日木曜日

TVディレクターの仕事

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
最近テレビを見ていて感動的な場面で作り手が「むやみにやたらに興奮や感動してかえって冷めてしまうことってありませんか?
例えば無理やり感動的な言葉を連発するインタビュアーだったり、試合を盛り上げるためにやたら絶叫するスポーツ中継のアナウンサー。
「感動ポルノ」などと揶揄されている番組もそうかもしれません。

感動するのはディレクターの通過儀式?



僕も今はそういった場面を見ると「きょうも勝手に盛り上がっとるなあ」と冷めた目で見ることが多いです。
ただ僕は思うんですが、この「勝手に盛り上がる」「陶酔する」というのも若手がディレクターとして成長する上で通過せざるを得ない一つの儀式なのかもしれません。
そうしてものづくりの楽しみを覚えてくのもありだとは思います。

僕の場合も若くて経験の浅い頃は、今では考えられないほど素直に言葉を受け取り「甘い感動」にふるえていました。
そして同時にインタビュー中に話の展開が「こうなればいいのにな」とか「この言葉を喋ってくれればもっと感動的になるのになあ」なんて”自分の都合で想定していることもよくありました。



もちろん相手を誘導して心にもないことを喋ってもらうのはNGですが、話し手の考えに沿った言葉を引き出すのならそれも演出の範囲内だと思います。
やっぱりディレクターは「意図」を持って現場に臨むのが基本だと思うからです。
逆に意図も脈絡もなく漠然と収録にのぞむのは取材相手にとって失礼だからです。(もちろんこれは制作番組に関してです)

こうしてディレクターは何度もそんな現場を体験するうちに自分の都合で話を聞くことの愚かしさがわかるようになるのかもしれない。
とはいえ成長過程の未熟なものを見させられる視聴者はたまったものじゃありませんよね。
すいません。やっぱり精進します。








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大阪市, 大阪府, Japan
元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

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