わが愛機「Lowden(ローデン)ギター S-25J」の良いところ、悪いところ。ジャズに最適!

2023年6月22日木曜日

音楽&ギター

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お早うございます。早起きディレクターです。
今日はボクの大切な相棒「Lowden(ローデン)S-25J」というアコースティックギターについてです。
このギターを買ったのは2018年の晩秋のことで、もう5年近くも一緒に生活し、それなりの苦渋をともにしてきたのでそろそろこの愛機のレビューというか「S-25Jのええとこ&悪いとこ」でも忘備録的に記録しておこうと思います。
アコースティックギター全般、またローデンギターに興味のある方の参考になれば幸いです。


Lowdenはええギターなんですがトラブルも多かった!?


さて、Lowdenという会社はヨーロッパ・アイルランド創業のアコースティックギターメーカーで、創業者兼”すご腕ギター製造家”でもあるジョージ・ローデンという人物をはじめとする少数精鋭の職人によって丁寧に丹念に作られています。

それほど大量生産はしない希少価値のある外国メーカーだからでしょうか、買った当時(5年前)でもそのお値段は税込み64万8000円となかなか高価なものでした。
キャリアは長いけれど典型的2流ギタリストのボクですが、それでも「えいやっ!」と清水の舞台から飛び降りる鼻血放出大覚悟で買ったのは、一度試しに弾かせてもらったこのギターの音色がめちゃくちゃ素晴らしかったからです。
でも、最近ネットであらためて値段を調べてみたら現在(2023年6月時点で)なんと88万円!!とさらに爆上がりしているではありませんか。
日本の円安恐るべし!
5年前に88万円だったらボクはビビって、ぜったいに手を出せなかったでしょう。



ちなみにボクの買った「S-25J」はスチール弦を張ったいわゆるフォークギタータイプではなくて、クラシックギター仕様のナイロン弦を使うタイプ。
じゃあクラシックギターか?と言うとそうでもなくて、ガットギターながらネックは一般のガットギターよりもやや細めで、なおかつカッタウェイ(ボディの形を変形)しているので高いポジションも演奏しやすい。
そもそも「S-25J」のJとは”ジャズ”の略ですから、クラシック畑の人よりジャズギタリストがライブなどで使用することが多いみたいです。

たしか松坂慶子さんの夫でジャズミュージシャンの高内春彦さんもこのシリーズを弾いていたはずです。
そしてボクにこのギターを勧めてくれたのは、ギターのお師匠さんでもあるジャズギタリストの山口武さんなのでした。
ギターの胴体内には良質なピックアップマイクが付いていますから、外部のアンプに通してもハウリングしにくいのでジャズの演奏ライブにもぴったりなんです。



トラブルその1「チューニングが合わん!!フレット音痴?」


さて、そんな「ローデン S-25J」なんですが、前述したように本体やネックとも隅々まで丁寧に作られていて見た目も高級感があり、その伸びやかで透明感のある明るい音色はよだれがでるほど美しい。
また、弦高がガットギターにしてはやや低めでとても弾きやすい(とはいえ、もちろんビビったりはしません)ですから2流ギタリストのボクでも「ちょっと上手くなったかも?」と勘違いさせてくれます。

そして何より個人的に気に入っているのがギターケースから取り出したときに、サウンドホールからふと漂う木材の芳香!

これがいかにも北欧チックで、この香りだけでもウン十万円の値打ちがある!と思っています。




しかし、そんな愛機に2019年の夏頃からトラブルが起こってしまいました。
まずは「チューニングが微妙に合わない」という問題です。
半年ほど順調にプレイしてきて「そろそろ弦もくたびれてきたかな?」という頃、始めて弦の交換をしてみたんですが、どうしても2弦と4弦のオクターブの音程が合わない。
しかも高いフレットエリアに行くほどオクターブのピッチがずれてくる。
チューニングメーターでしっかり合わせても、5フレットでAコードを「ジャラーン!」と弾いてみたら、なんだか各音が微妙にバラバラで気色悪い。

「もしやフレット音痴になったのか?」

それでもしばらくはだましだましプレイしていたんですが、ある日どうにも辛抱しきれなくなり東淀川区上新庄にある知り合いのギターショップ(「WADE INSTRUMTS」06-6324-7561)に持ち込んでみたら、
「それはギターのトラブルではなく弦の問題です!!」

と、即答されました。

実は最初の弦交換の際に使ったのはインターネットで注文した3セット格安価格のナイロン弦だったんですが、どうやらそれがハズレだったみたいです😢
そこで、ギターショップの店長の指示に従って、特に調子の悪い2弦だけ「AUGUSTINE」青のナイロン弦にチェンジしてみたら、一発で調子が戻った。




その後、全部の弦を「AUGUSTINE」赤のナイロン弦にしたらもうバッチリ!
完璧にチューニングが合う。

世の中、チューニングが合っていない人間やギターとお付き合いすることほどしんどいことはありません。
「ローデン S-25J」をお持ちのみなさま、ぜひ一度「AUGUSTINE」赤をご使用ください。
めっちゃ気持ちよいです。
そして格安の弦にはたまにハズレがありますからご注意ください。




トラブルその2「胴体内から異音がする」「弦がビビる?」


こうして優雅なローデンギターライフを送っていたんですが、この2023年の初夏(つい最近のこと)さらなるトラブルに見舞われることになりました。
というのも3弦のGの開放弦を弾いたら、いきなりギター内部から「ビビビッ!」と強烈な異音がしはじめたのです。
同様に4弦の2,3フレットあたりを弾いても「ビビビッ!」と胴体が震えます。
*むかしビビビのねずみ男、というキャラクターがいました。(関係ないけど)

最初は弦が古くなって切れたか、ほつれたのか?と疑いましたが、そうでもなさそうです。
で、全部の弦を緩めてホールから手を突っ込んで内部をのぞいて観察したり、内部コードをまさぐったりしましたが一向に埒が明かない。
とにかく弾く度に「ビビビッ!」と耳障りで仕方がないのですが、ほっといても埒が明かないので、またまた上新庄のギターショップ(「WADE INSTRUMTS」06-6324-7561)に直行しました。

すると、今度は前回よりもやや時間をかけてギターを点検して胴体中身を検証した結果、店長いわく

「ギターの内部のネジが緩んでました!」



つまりシールドを指すジャックの内側にあるのネジのナット部分が緩くなっていて、ギターの弦音に共鳴して震えていたんですね。
ということでネジを「キュッキュッ!」と締めたら修理完了。

修理の所要時間およそ15分。
代金3,000円。
1〜2万円は覚悟していたので、あまりの安さと修理の速さにおののいてしまいました。
おまけに「久しぶりに会ったんだから」とお店のオリジナルのギター用クロスまでいただきました。
「WADE INSTRUMTS」の上田店長。あんたはどんだけええ人やねん!



弦の交換がちょっと面倒くさいのがたまに傷


ということで、我が愛機「Lowden(ローデン)ギター S-25J」には特に文句はありません。
強いてあげれば、弦の交換が一般のガットギターに比べてちょっと面倒なことくらいか。
ガット弦はスチール弦のギターに比べてそもそも弦交換が面倒なんですが、このギターはさらに面倒。

下の写真のようにブリッジの穴にナイロン弦を通してなんどか往復して結ぶんですが、それが何度やっても煩わしい。
特に細い1弦2弦はしっかり二重に結ばないとだんだん解けてくる。
さらにチューニングが安定するまでは少なくとも3〜4日はかかります。(これもナイロン弦ギターの宿命か)。



あとは最初に書いた通り値段が高くなりすぎたことくらいでしょうか。
でもそれはギターのせいではありませんから。

最後に、上新庄のギターショップの上田さんが言うには「これから外国製ギターはもっと値上がりしますよ」との事。
日本の円安たまりませんなあ。

追伸:愛機の透明な音色を仕込んだ、元テレビ屋の「執念の4K絶景ドキュメンタリー」
本文で我が愛機「ローデンギター」の、よだれが出るほど美しく透明な音色についてお話ししましたが、実はそのローデンギターを私が自宅で多重録音して制作したカバー曲を、BGM(音効演出)として仕込んだ旅の動画をYouTubeに公開しています。
向かったのは、富山県の雨晴海岸。
過去二度訪れても全貌を見せてくれなかった「海越しにそびえる立山連峰」の絶景を求め、三度目の正直で挑んだ執念のロケ記録です。
道中、愛用のカメラがピンボケになるという最悪の機材トラブルに見舞われましたが、「映像がボケるなら、音で情緒を伝える」という元テレビ屋の意地がうずき、劇中の音楽配置(選曲)に徹底的にこだわりました。
特に動画の【20分53秒あたり】から流れる『赤いスイートピー』のギターは、まさにこの愛機「ローデンギター」でちゃちゃっと多重録音した、切ないジャズトーンの響きです。
(※ちなみに、動画終盤の【29分00秒あたり】で、三度目の正直で立山連峰が姿を現したシーンのオリジナル曲は、もう一本の相棒である「マーチンD76」の悲しげな音色で弾き分けています!)
文字で愛機のウッドの香りと音楽論を味わっていただいたあとは、ぜひ、おじさんディレクターが執念の末に捉えた奇跡のご来光と、ローデンギターの極上のトーンを、4K映像とともにヘッドホンなどでじっくりと聴き比べてみてください。
👇 【4K動画】ついに現れた聖なる嶺。二度の敗北を経て出会った奇跡の立山連峰|雨晴海岸・富山旅



映像を楽しんでいただけたら、ぜひYouTube側の高評価やチャンネル登録で、おじさんYouTuberの次なる「本気のモノづくりと音楽旅」への応援をよろしくお願いします!
















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元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

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