お早うございます。早起きディレクターです。
昨日、大学の先輩たちと西宮で”昼飲み”するために久しぶりに阪急電車に乗りました。
平日の昼日向の普通電車はがらがら状態。
空いた緑の座席には秋の日が差し込み、やがて武庫川が昔と変わらない姿でひょっこり顔をあらわします。
「ぜんぜん変わらんなあ・・・」
あれから40年・・・阪急電車神戸線と先輩たちの顔
かつて大阪から通っていた学生時代。
とりたてて急ぎの用事がない日は、ちょくちょく特急電車ではなくあえて普通電車に乗って西宮にむかったものでした。
がたがた揺れる電車の振動に身を任せるのはとても心地よい。
でも、ふとした瞬間に漠然とした将来の不安が頭をよぎる時もありました。
「果たしておれは、ちゃんとした社会人になれるのだろうか?」
ちょうど4年の秋頃は、就職のあてなどなにもなく、なんとなく「物づくりの仕事がしたい」くらいのことしか考えていませんでした。
そしてなんとなく社会に出るのが億劫で、怠惰で呑気な生活を送っているうちにお決まりのように大学を1年間留年。
ラジオ局などでアルバイト生活をしながらも、それでも就職先がなかなか決まらず、さらに焦りが拍車をかけます。
「果たしておれは、”まっとう”に生きていけるのだろうか?」
運良くテレビの制作会社に就職できたのが25歳になる直前の春。
あれから、もう40年ほど経ちましたが、これまでの人生は自分なりには正直に”まっとうに”やってきたつもりです。
少なくともこれまで「誰かを陥れて利を得よう」などとは思ったことはありません。
西宮で久しぶりにあった先輩たちも、やはり40年たっても昔と同じ「まっとうな」顔をしていらっしゃいました。
もちろん皆さんの経験した苦労や悲哀まではわかりません。
でも、少なくとも「まっとう」に生きてきた人たちの持つ空気感ぐらいは僕にもわかります。
ちょっと昼からハメを外してしまい、最後は少しフラフラ状態の先輩もいましたが、帰りに乗った阪急電車からの黄昏の風景がまたやたら美しかった。
やっぱり阪急電車、すっきやわ。
そして「先輩たちもすっきやわ」
左端が筆者 |
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