お早うございます。早起きディレクターです。
「とびだせ！えほん」では取材する場所は基本的にディレクター（つまり僕）が決定します。
でも時には”誰かの推薦”によってロケ先が決まる時もあります。
というのも地元の人でないと知らないような面白い情報はたくさんありますから。
そういった有益な意見はいつも大事にしています。
で、今回の写真ではそのロケ場所を推薦した人物（そこに住んでいる方です）も登場しています。
さて誰でしょう？
昭和歌謡が好きな方ならきっとよく知っている元”スター”さんです。
しかも役者もしていて絵も達者な方です。（もうわかりましたよね）
というわけで今回もディレクターがある日のロケハンやロケ中に撮影した写真をごらんいただきながら場所を想像してください。
ヒントは「青葉の笛」です。
暇なディレクターのある日のロケハン写真 ２０１５年４月
旅の舞台は瀬戸内海の見える歴史の町。
瀬戸内海にはやっぱり春が似合いますよね。
キラキラ光る海を背景にローカル電車がのんびり走っていました。
海のそばには源平合戦で知られる有名なお寺があります。
境内は桜が満開でした。
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お寺の門をくぐれば「敦盛と直実」の像が出迎えてくれます。
ここは源平、一の谷合戦の舞台なんです。
オールドファンならあの物哀しいメロディーがながれてくるのではないでしょうか？
そう「青葉の笛」です。
境内にはボタンを押せばそのメロディーが流れる装置があるんです。
ちなみに放送では倍賞千恵子さんのバージョンがBGMに流れました。
春色の商店街
地元のお母さんたちがのんびり行き来していました。
町はこんな風景であふれていました。
みんなええ子達です。
車窓からの眺めです。
そのBGMにはこの「赤いスイートピー」がぴったりでした。
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春色の汽車に揺られ・・・
商店街には途中ローカル電車が横切ります。
天気もいいので電車にのって少し西に向かってみることにします。
瀬戸内海を眺めているとかなり幸せな気分になります。
ロケ本番では車窓から見る桜がさらに満開でした。
長谷川さんは子ども座りで夢中になって描いていました。
そのBGMにはこの「赤いスイートピー」がぴったりでした。
潮風のにおう坂道の町
そしてローカル電車を降りれば洋風のレンガ屋根の並ぶ坂道の町です。
遠くに見える船がいいですね。
駅前には狭い路地が通り小さな商店が並んでいました。
実は今回この町を紹介してくれた方（Sさん）はここに住んでいるんです。
この散髪屋さんはSさんの行きつけの店なんだそうです。でもあの人に”散髪する髪の毛”なんてありましたっけ？
何故か駅前には黄色いハンカチが飾ってありました。
受験生を応援しているんですね。
そして幼稚園の建物の壁にはこんなタイル画が飾られています。
おお、これはSさんの絵じゃないですか。さすが！もと大スター。
Sさんは幼い頃からいつもこんなすばらしい風景を眺めていたそうです。
向こうに見えるのは淡路島です。
ロケ当日はあのスターも登場
実はロケ当日はこのSさんも現場に駆けつけてくれました。
ロケ隊を案内するためにあっちこっち走り回ってくれたんです。
いやはやお世話になりました。
絵を描く長谷川さんとそれを懐かしそうに眺めるSさん。
そういえばかつてはSさんともいっしょに旅先で絵を描く日々を過ごしましたよね。
もちろんこの方が誰だかわかりますよね。
「前略旅先にて」・・・はい、佐川満男さんです。実は佐川さん、この回の放送の最後のシーンでは後ろ姿だけちらっと登場していました。
たぶん気づいた方は少ないのではないでしょうか。
そして長谷川さんがスタジオ用に描いたのははるか海を見下ろす洋館のある町。
ここにも佐川さんの後ろ姿が小さく描かれています。
というわけで今回は兵庫県須磨寺と塩屋が舞台でした。
（放送は２０１５年４月９日でした）
ちなみにこの日のロケ終わり、長谷川さんとディレクターは佐川さんのおすすめの焼き鳥屋さんに行き３人で美味しいお酒をたらふく飲みました
Sさん、ありがとうございました。
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