横丁のタバコ屋のおばあちゃん的な生活

2020-10-14

TVディレクターの仕事 ちちんぷいぷい とびだせ!えほん

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。 
例によって今朝も朝4時頃から仕事をしております。
ロケの翌日はだいたいこれくらいの時間からはじめるのが僕の「普通の生活」です。


歳を取ると目覚めるのも早くなりますし、なにより早朝は頭も冴えていますから編集もはかどります。
でも後輩たちはそんな僕を奇異な目で見ます。まあそれも仕方がないか。


さて、普通の生活といえば、ぼくはテレビディレクターでありながらあまりテレビ的な派手なものには興味をもたずに生きてきました。
ディズニーランドには行ったことがありませんし、行列ができるような有名店に並んだこともありません。芸能人のゴシップには全く興味が持てません。

だからドキュメンタリーで取り扱うネタにしても「超大物に密着!」などという派手なものより、市井に生きる平凡な人(もちろん人には確実にその人なりの大切な歴史があります)を対象にするほうが好みです。
例えばイチロー選手のような大物に密着するよりは”町のタバコ屋のおばあちゃん”の話を聞くほうを好むということです。
かなり地味なタイプのディレクターだと自覚しています。

むかし書いたある普通の番組企画書


かつてテレビ業界に入った若かりし頃に書いたドキュメンタリーの番組企画書があります。
それは「市井の人々のふつう暮らしを追う」といった内容で、例えば、タバコ屋のおばあちゃん(よほどタバコ屋のおばあちゃんが好きみたいです)の日々の喜びや悲しみを取材者がリポート。
世間話をするうちに、話題はその人の生きてきた歴史話になることもある。
時に数十年前になくなったご主人との思い出話であったり、結婚前の恋話であったり、子供時代の話であったり・・・



普通の生活がつづけられる世の中でありますように


予想通りそんな地味な企画書は採用されるはずもなく、結局は会社の引き出しの中に忘れさられましたが、そのイメージはずっと頭のかたすみに残っていました。
そしてあれから25年過ぎて出会ったのが旅のコーナー「とびだせ!えほん」
このコーナーは僕の長年の理想の企画に長谷川画伯がその独特な感性で輪郭と色と言葉を添えてくれたものです。

「普通の人々を普通の目線(たまに妄想を交えて)素直に眺める」

どうもぼくは普通の生活の中に価値を見出したりその大切さを伝えようとする人々に惹かれるようです。
ちちんぷいぷいの初代パーソナリティーの角さんもそうでしたし、もちろん長谷川さんもそうです。タイプは違えどみんな普通の生活の中にある大切さを伝えようとしている人たちです。
まわりにそんな先輩や仲間がいるからこそ僕もこれまでやってこれました。

何度も言いますが地味な普通のコーナーです


昨日は京都の岡崎と吉田山がロケの舞台でした。
登場する人々はまさに普通の日々の生活をすごす普通のよき人々
ロケが終わてから長谷川さんが「コーナーの最初の頃にもどったよう」といったのが印象的です。
そんなわけで今回の放送分は地味かもしれませんが、これがこのコーナーの基本スタイルです。また御覧ください。
ただ今回はタバコ屋のおばあちゃんは登場しませんでしたが・・・






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