懐かしい「大文字はん」に会いに行く

2020-10-13

とびだせ!えほん

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
突然ですが、僕は京都があまり好きではありませんでした
特にディレクターになったばかりの若い頃は、京都のことを考えるたびに、なんだかやりきれないような気分になっていたものです。
みなさまもご存知の通り”大阪育ちの単純な若者”にとって京都の町は敷居が高いのです。


はた目には穏やかな人柄に映るのだけれど、決して本音を言わないその性格。
きらびやかさと歴史を誇り、高額なお金をとる観光寺院。(そうでない寺院もたくさんあることは後で知りました)
縦横に整然と重なる道路も大阪育ちの僕にとっては逆にわかりにくく、最初はいつも迷子になっていました。
そのたびに「こんなややこしい町には二度と来ない!」と一人で勝手に憤っていました。


おとなになればわかる町?京都


でも「そうでもないな、ここは案外と懐の深い街かもしれないそんな風に思いだしたのが、いまから9年ほど前。
旅のコーナー「とびだせ!えほん」がはじまってから1年くらいたった頃です。
このコーナーは当初は京都市内だけで取材を行っていました。
その頃は僕ももう52歳。それなりに年月を重ねそれなりの物の見方をするようになっていました。

京都人がけっして本音を見せないのは、そうすることで逆に人間関係を円滑に保とうとする長年の大人の知恵かもしれない。
幾重にも重なる縦横の通りを歩く時には東にそびえる東山を道標とすればまず迷うことはありません。
そしてなによりも大文字山です。




いつの間にか大文字が大好きになっていた

なんどか取材でおとずれて眺めているうちに大文字山(特に右)に学生時代の旧友のような愛着を感じるようなってしまいました。
大文字の麓ではこれまで多くの素敵な人々と出会ったからでしょうか、少々青くさい感傷すら覚えます。

なかでも忘れられないのが大文字を背景に絵を描かせてもらった酒屋のご主人。
「とびだせ!えほん」第二回目の放送でしたが、最初に出会った時はかなり戸惑っていたのにすぐに打ち解けてくれ、しかも配達で忙しい最中”ヘルメットと前掛け”をつけてポーズをまでとってくれました。
いつも人も場所も素敵な思い出とともに忘れられない記憶になります。

きょうはその旧友のもとでの2年ぶりのロケです。
天気も良さそうですから、また東の方を眺めればあの雄大な笑顔が見られそうです。
京の山らしい懐の深い笑顔。







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