師匠が弟子に伝えるのは「芸」?「品性」?、噺家さんの師弟関係に憧れます

2020年9月11日金曜日

映画・TV・書籍など

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
近頃は職場の上下関係もだいぶ変わってきました。指導する立場の人間が教えられる者に対して少しでも居丈高に振る舞うだけで「パワハラ」と非難される世の中です。
周りの目が気になり思わず腰が引けてしまっている上司も増えているのかもしれません。
でもそれで先輩後輩が「フレンドリー」になり組織が円滑になるかというとそうは単純にはいかない。結局それだと「軽い」だけの深みのない人間関係が生まれるだけのような気がします。


そんな中、僕が憧れるのが噺家さんの師弟関係です。

伝えるのは「芸」?「品性」?


師匠と弟子の直の噺の稽古なんて今でも行われているのでしょうか?
とある古い民家。歳の離れた師匠と弟子が畳の上で座って向き合っている。
緊張して汗をかきかき話す若者・・・目をつむってそれをじっと聞く師匠・・・いいもんですよね。想像するだけでワクワクします。
そこではもちろん落語の技術も磨かれてはいますがそれだけではない。
師匠が本当に伝えたいのは生き方だったり人間の品性だったりするのです。
・・・と、勝手に妄想してしまいましたが、それに近い事を考えている師匠さんもきっと多いはずです。
そういえば昔、NHK朝ドラ「ちりとてちん」で落語家の師匠を演じた渡瀬恒彦さんもかっこよかったなあ。

ベストキッドに見る「型」の重要性


さて、ドラマといえば古いアメリカ映画「ベストキッド」昨夜見直しました。
有名な映画なんで内容は今更なんですが・・・ひ弱なアメリカの高校生が日本人のカラテの達人に出会ってカラテだけでなく精神的にも成長していく・・・という物語です。

この映画でよく話題になるのが師匠(パットモリタ→サンドイッチマンの伊達さんに似ています)が弟子にカラテの基本を教えるシーンです。
若者に車をワックスがけをさせたり、木の床をやすりで磨かせたり、一見カラテとは無関係な事をやらせているようで実はカラテの基本の形を学ばせている。
意外とこのシーンに共鳴した人も多いのではないでしょうか。
この年になると痛感するんですが、結局芸事って「型」が大事なんですね。

何度も何度も基礎の「型」を反復する。それを体が覚えれば、実践でピンチになった時でもすぐに基本に戻れる。
優れた師匠は弟子にそれを無意識のうちに徹底させているのでしょう。



そういえば僕もジャズギターの師匠に、ある”フレーズ”を徹底して叩きこまれています。それはジャズには欠かせない「オルタード」という音階の指遣いなんですが、今では夢の中にまでその音が出てくるほどです。
もっとも僕のギターの「型」はまだまだですが。

形の上に個性


いずれにせよ、僕はかつて同じ時間を過ごしたアシスタントたちにちゃんと基本を伝えることが出来ていたのだろうか?
なんてことを考えてしまう今日この頃です。
基本となる「型」がしっかり出来た上に、気迫を持って自分の「個性」を出す
やっぱりこれです。











おすすめ動画

注目の投稿

【衝撃】DJI Pocket 3が故障…修理代22,400円と「片ボケ」の教訓

お早うございます。早起きディレクターです。 愛用していたPocket 3が突然の不調。撮影した映像を確認して、血の気が引きました  撮影後に気づいた「片ボケ」の恐怖 最近はYouTubeの制作にすっかり夢中です。 朝の散歩に神社巡り、時には少し足を伸ばして撮影旅行へ。 若い頃に培...

【早起き元TVディレクターが贈る】散歩ときどき神社旅、ドキドキ占星術

自分の写真
大阪市, 大阪府, Japan
元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

アーカイブ

ページビューの合計

QooQ