「とびだせ!えほん」再放送の見どころ&裏話 京都府伊根町編

2020-05-12

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おはようございます。早起きディレクターです。
最近はあさ3時頃目覚め、簡単な日記を書いてから翌日のスタジオ台本を書き上げ、それから出演者用の資料を仕上げ、ちょこっと編集してからこのブログを書くという習慣ができました。
では、あす5月12日水曜日にMBS「おうちにいようよぷいぷい&ミント」で再放送する予定の「とびだせ!えほん京都府伊根町編」に関する裏話です。


京都府伊根町編は2012年8月16日に放送されました


昨日、11日に再放送する伏見編の裏話で「これは過去150本以上作ったとびだせ!えほんのVTR の中でもベスト5に入るかも」などと偉そうなことを書きましたが、この伊根町編は、もしかしたらそれ以上の出来かもしれません。それほど思い入れの深い作品です。

それまで京都市内でのロケが多かったんですが、こ伊根町の取材でははじめて泊りがけで京都の日本海へやってきました。当然ロケ前日は宿舎でお酒がはいり、絵本作家の長谷川義史さんはもちろんスタッフもご機嫌な夜を過ごしました。しかしディレクターは翌日二日酔いの頭でめざめてふとロケ台本を書いてなかったことに気づきました。
「とびだせ!えほん」では台本通り進行することはまずありませんが、それでも一応は台本らしきものを用意します。
(ほとんどがディレクターが下見で見つけたメモ書き程度ですが)

そんな、なんにも用意してない手ぶら&丸裸状態でロケを始めたんですが、これが伊根町の空気にぴたりとはまりました。
結果、いつも以上に自然な空気のただようロケができました。
じつはほとんど確信犯ですが。

伊根の舟屋はまるで「男はつらいよ」の世界


とくに舟屋や路地にきりとられた海の風景は、まさに寅さんが出てきそうな空間です。
もともと寅さんが大好きな長谷川さんは渥美さん気分、そしてディレクターは山田監督気分でたっぷり遊ばせていただきました。(画伯ご本人は放送を見てたいそう喜んでいました。)

ところで、なぜか絵本旅チームは年を重ねた女性に好かれます。
伊根町でも優しいおばあちゃんに声をかけられたんですが、どうやらそれはその時ディレクターが着ていたオレンジ色のおたふく印のTシャツに反応してくれたようです。
たまには、あほなTシャツも着てみるもんです。
あのおばあちゃんは今でもお元気にしているのでしょうか。

おばあちゃんは昨年 に亡くなられたそうです。放送後、番組を見たご家族から番組にお礼のメールがありました。おばあちゃん、天国でも笑顔で健やかにおすごしください)
 

 

スケッチ魂に火がつく画伯


この日の最高気温は37度。
犬も日陰で伸びているほどの暑さです。そんな中、地元のおばさんたちは涼しい場所で、にぎやかにおしゃべりです。
そんな場所に何気ない顔をしてふらっと近づきいつのまにか輪に加わっている絵本作家。これは長谷川さんの自然な人柄だからこそできる芸当だろうし、ロケ台本がないからこそ撮影できた場面です。

さらに、あてもなく海岸をさまよっていたら今度はイーグルス好きな男性に出会います。音楽好きのディレクターには待ってました!の場面です。
この男性がスマホで聞いていた音楽も眼の前に広がる舟屋の風景をいっそう劇的なものにしてくれました。長谷川さんのスケッチ魂に火をつけたのもここで流れるイーグルスの曲が大きな要因でしょう。

そして最後に海辺で出会った母を待つこどもたち・・・まさに出来過ぎの風景です。
「やっぱりえほんロケには台本はいらんなあ」と自分の怠惰をよそに、また不埒なことを考えるディレクターでした。

この伊根町編は第1回 関西ATPの優秀賞をいただきました。
最後に、伊根で出会った方々や風景、そして見ていただいた皆様に心から感謝します。





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