私のちょっと変わった編集法

2020-04-18

TVディレクターの仕事 コーナーからお知らせ

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残念なお知らせ

来週木曜日放に向けて準備を進めていた「とびだせ!えほん特別編」が予定していた日に放送できなくなりました。

コロナ禍に負けずなんとかテレビの前の人々、特に子どもたちへ長谷川義史さんからの気持ちを届けたい!と、一昨日に収録して昨日から編集作業を進めていたのですが、ついに放送局も番組内容を大幅に変更せざるを得なくなりました。
これ以上の罹災者を出すことができないわけですから、局の判断にはもちろん異議はありませんし、我々は自宅で自粛し来月以降の事態の好転を願うしかないと思っています。
というわけで前回は駆け出しディレクターの頃教わった心得をお届けしましたので、今回はディレクター編集での心得篇」を書きます

基本 「最初の仮編では迷わず最後まで進む」


VTRの編集、特に初日の仮編はどうしてもやる気がおきないものです。

まだ頭の中が整理できていませんからパソコンの前に座ってもそわそわして、すぐに机の片付けなどを始めたりしてなかなか作業に集中できません。
そんな時におすすめするのが、とりあえず収録素材を頭から順々にPV(チェック)しながらキャプションをとる(編集メモを書く)ことです。
ディレクターの中にはキャプションを書かずに編集する人もいると思いますが、僕はそんなに自分の記憶力を信じていませんから必ずメモをとります。


そしてキャプションをとったならあとは「ひたすら繋ぐ」


編集していると途中であれこれ悩むことがありますが、仮編、荒編では絶対に止まらない。
とにかく前へ前へ進む。そして最後までつなぎきってから改めて振り返る。
いろんな意見もあるとは思いますが、途中で悩むくらいなら前へ進んだ方がましです。次第に頭が整理できてきて、いつの間にかエンジンもかかってきます。
しかも一度全部をつないでみれば、全体像がなんとなく見えてくるものです。
編集の荒い部分やリズムの悪い部分、つじつまの合わない部分など。
そこが見えたなら最初からまたやり直します。

この方法のメリットはやり直し作業の時は「気が楽」だということです。

とにかく一度は全部つないでいるんですから「あらいけど、とにかく最後まで完成してるもんね」という安心感があります。
そして、カットやテンポを変えたり、時にはシーンをまるごと入れかえたりしながら再び最初から最後まで編集し直す
これを何度も何度も繰り返すんですが、僕はこの作業を「ネジしめ」と呼んでいます。



この方法を始めてから編集の時の気持ちがかなり楽になりました。
でもお断りしますが、これはあくまでもドキュメンタリー系での仮編集方法です。
ネット動画などでのテロップやエフェクトを駆使する映像編集の場合はこの限りではありません。

あともう一つ。

面白い作品を作るには現場が面白いこと、収録素材が面白いことが第一条件です。

「収録素材は面白くないけど編集でどうにかなる」ということは決してありません。

 


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