僕は40年近く映像関係の仕事(ディレクター)をやってきたんですが、振り返ってもまあ、それなりに満足した道を歩んできたと自負しています。
でも今もう一度最初の頃に戻れるならば、ひとつだけ絶対に!やり直したいことがあります。
それは、無理をしてでも「良いカメラを一台は持っておくこと」です。
![]() |
僕が本格的な一眼レフカメラを買ったのは50歳になった頃。
今ではいっぱしのカメラマン気取りで、プライベートな旅行だけでなく、散歩でもなんでも外出時には必ずカメラを持っていきますが、それでも「もっと早くから買っておけばよかった」といつもいつもいつもいつも後悔しています。
その理由は単純で「一眼レフを持てばカメラの仕組み、撮影の仕方がわかる」から。
カメラのファインダーを覗けば映像のド素人のあなたでもカメラマンとしての目線になれるからです。
これはディレクターにとって大きな武器です。
もし、このブログを読んでいるあなたが、まだTVディレクターになったばかりの人(これから映像ディレクターになりたい人)ならば絶対!すぐに!いまからカメラ屋に行って一眼レフを買うことをおすすめします。
もしかしたらあなたは「映像ディレクター作業はあくまでも動画作品の企画や演出を考えたり、または現場で出演者やカメラマンたちに指示を出す役割だから自らカメラを持つ必要ない!」と考えるかもしれません。
でも自分が望む画角をとるための”ピントのボケ具合”や”光の量や性質”など技術的なことを知っておくことはディレクターにとってかなり重要ごとなんです。
欲しい映像の画角や露出がわかるということは一緒にいるカメラマンにも自分の望むイメージをより伝えやすくなるのだから、意思疎通もめちゃめちゃ楽になります。
さて、カメラといっても値段はピンからきりまであります。
ちなみに僕はキャノンのEOS5Dというフルサイズの大きくて重いのを持っていますが
最初のうちは軽くて値段のお手頃な一眼やミラーレスカメラでも「マニュアル撮影」ができるならOKです。
ロケハンでバシバシ写真を撮って、その写真を台本や企画書に添えれば出演者にも技術スタッフにもイメージはすぐに伝わります。
また今時の一眼レフは動画機能も充実していますから、ロケ本番でスタッフのカメラマンが離れていたり、すぐに撮影準備できない時にでも一眼カメラでも撮影ができます。
ただ、勘違いしないで欲しいのは、決して僕はロケ現場で動画カメラ以外に
サブカメラとして一眼レフを用意するべき、といっているわけではありません。
今はメインのカメラマン以外に、ディレクター自らがGoProなどで動画を撮影する番組も
増えました。
全国区の予算の多い番組なんてロケで一度に5台くらいカメラが回っています。
別にそれを否定はしませんが、カメラ台数が増えればいい作品が作れるわけでは決してないと思っています。
もちろん出演者が多かったりと、取材内容によっては複数のカメラがどうしても必要な時もありますがそれもケースバイケースです。
シンプルな取材なら、むしろカメラ一台で撮った方が清々しいものが生まれることもあります。
たぶんまだあなたがまだ若いアシスタントクラスのディレクターなら、さすがにロケ現場に一眼レフを持っていくのははばかられるでしょう。
現場の雑用も多いはずですし先輩ディレクターにも気を使いますから。
ディレクターのあなたは良いカメラを持ってますか?
もしかしたらあなたは「映像ディレクター作業はあくまでも動画作品の企画や演出を考えたり、または現場で出演者やカメラマンたちに指示を出す役割だから自らカメラを持つ必要ない!」と考えるかもしれません。
でも自分が望む画角をとるための”ピントのボケ具合”や”光の量や性質”など技術的なことを知っておくことはディレクターにとってかなり重要ごとなんです。
欲しい映像の画角や露出がわかるということは一緒にいるカメラマンにも自分の望むイメージをより伝えやすくなるのだから、意思疎通もめちゃめちゃ楽になります。
例えば真っ暗な部屋で照明もないのに「人物を明るく撮って」などと無理な注文をつけてベテランカメラマンから呆れられることもなくなります。(過去の自分です)
なにより一番いいのは現場にいながらファインダーを通して物事を見られるので「客観的目線」が手に入ることです。
もちろんディレクターですから瞬時瞬時に最適な演出も考えなければなりませんが、例えば焦った時でも手元に自分のカメラがあればなぜか落ち着くんです。(経験談)
カメラといっても値段はピンキリです
でも、ここはミラーレスにせよ一眼レフにせよ、「マニュアル撮影」ができるタイプのものにしてください。
自分で撮影しながら露出やシャッター速度を計算するカメラです。
*オート撮影ではありません
最初のうちは軽くて値段のお手頃な一眼やミラーレスカメラでも「マニュアル撮影」ができるならOKです。
ロケハンでバシバシ写真を撮って、その写真を台本や企画書に添えれば出演者にも技術スタッフにもイメージはすぐに伝わります。
また今時の一眼レフは動画機能も充実していますから、ロケ本番でスタッフのカメラマンが離れていたり、すぐに撮影準備できない時にでも一眼カメラでも撮影ができます。
(まあ、画質的に使いもものにならないことも多いですけど)
![]() |
サブカメラはいらない
ただ、勘違いしないで欲しいのは、決して僕はロケ現場で動画カメラ以外に
サブカメラとして一眼レフを用意するべき、といっているわけではありません。
今はメインのカメラマン以外に、ディレクター自らがGoProなどで動画を撮影する番組も
増えました。
全国区の予算の多い番組なんてロケで一度に5台くらいカメラが回っています。
別にそれを否定はしませんが、カメラ台数が増えればいい作品が作れるわけでは決してないと思っています。
もちろん出演者が多かったりと、取材内容によっては複数のカメラがどうしても必要な時もありますがそれもケースバイケースです。
シンプルな取材なら、むしろカメラ一台で撮った方が清々しいものが生まれることもあります。
だからもし自分でデジカメを回すのなら、カメラはそれ一台で撮りきるくらいの気概で臨むのがいいと思います。
一眼レフでディレクター昇進を目指す
現場の雑用も多いはずですし先輩ディレクターにも気を使いますから。
でも給料を貯めて今のうちに安いミラーレスカメラを買って暇な時にスナップ撮影を楽しんでおくことは何度も言いますがとても勉強になります。
物わかりのいい先輩なら、あなたのやる気を評価してくれるかもしれません。
もしかしたらディレクターへの昇進も早まるかもしれません。
ただ、シャッター音だけは気をつけてください。
本番中に遠慮会釈なくシャッター音をバシバシ鳴らしていたら、たぶん音声さんに怒られますw
物わかりのいい先輩なら、あなたのやる気を評価してくれるかもしれません。
もしかしたらディレクターへの昇進も早まるかもしれません。
ただ、シャッター音だけは気をつけてください。
本番中に遠慮会釈なくシャッター音をバシバシ鳴らしていたら、たぶん音声さんに怒られますw
そりゃそうだ。
追伸:ベテランの私が、いま「最高のカメラ」を1台だけ担いで撮っている番組
さきほど「ディレクターこそ良いカメラを自分で持ち、露出やシャッター速度を計算するマニュアル撮影を学ぶべきだ。そしてカメラ1台で撮りきる気概を持つのがいい」とお話ししましたが、その私のこだわりとカメラマンとしての執念を120%詰め込んで、カメラの不調を克服した本気の旅動画をYouTubeに公開しています。
向かったのは、富山県の雨晴海岸。
過去二度訪れても全貌を見せてくれなかった「海越しにそびえる立山連峰」の絶景を求め、三度目の正直で挑んだ執念のロケ記録です。
過去二度訪れても全貌を見せてくれなかった「海越しにそびえる立山連峰」の絶景を求め、三度目の正直で挑んだ執念のロケ記録です。
実は道中、手軽なサブ動画カメラが突然「片ボケ」を起こすという最悪の機材トラブルが発生。普通なら諦めるところですが、そこは本文でも書いた通り、手元にある自分の一眼レフカメラ(SONY α7SⅢ)を信じ、露出や画角をマニュアルで計算し尽くして、カメラ1台で最後まで撮りきる気概で臨みました。
画面の隅々まで計算し尽くした光の量、美しいピントのボケ具合
三度目の正直で捉えた、神々が宿る立山連峰の圧倒的な4K映像美は、まさに「カメラを持っていてよかった」と心から思える一生ものの宝物です。
文字で私のカメラ論・仕事論に触れていただいたあとは 、ぜひ、現役時代を超えて「現在の私が魂を込めてファインダーを覗き込んだ」本編の特等席へ、ヘッドホンなどをつけて極上の音色とともにエスケープしてみてください!
👇 【4K動画】ついに現れた聖なる嶺。二度の敗北を経て出会った奇跡の立山連峰|雨晴海岸・富山旅
映像を楽しんでいただけたら、ぜひYouTube側の高評価やチャンネル登録で、おじさんYouTuberの次なる「本気のモノづくりとカメラ旅」への応援をよろしくお願いします!






0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見