お早うございます。早起きディレクターです。
今回、以前YouTubeで公開した「伊勢の旅」を全面的にリニューアルしました。 その理由は、一言で言えば「伊勢の呼吸」をより正しく表現したかったからです。
テレビの現場で培った「情報を詰め込む」手法をあえて捨て、その場の空気、静謐さ、そして夫婦の歩幅。
それらを今の自分の感性で、もう一度丁寧に紡ぎ直したい……。
そんな想いから、35分の「叙情派ドキュメンタリー」として生まれ変わらせました。
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| 河邊七種神社のお稲荷さん |
昭和の温もりが残る、外宮前の宿「つるや」
今回の旅の拠点は、外宮前にある「旅館つるや」さん。
昭和3年の創業以来、お伊勢参りの人々を迎え続けてきた老舗です。
昨今の豪華でビジネスライクな観光ホテルも悪くありませんが、ここにはそれらにはない「家庭的な温かさ」があります。
30年、この地でお客さんを迎えてきた女将さんの言葉には、伊勢という土地の深みが宿っていました。
ちなみに、あの日。 なんと「料理が多すぎる!」という理由でキャンセルされた方がいたとか(笑)。
確かに、あの豪華なエビや金目鯛の煮付けを目の前にすると、その贅沢さに驚きます。世の中にはいろんな理由があるものですね。
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| この料理込みで、おひとり1万3千円! |
河崎の町と、勇気の「引き算」
伊勢の台所と呼ばれた「河崎」の町歩きは、予想以上に楽しい時間でした。
商人町というのは人当たりの良い方が多いものですが、河崎の皆さんも本当に気さくで親切。
ここで食べた伊勢うどんは、これまでで最高の一杯でした。しかも、驚くほど安い。
実は、動画に差し込んだ「河邊七種(かわべななくさ)神社」のシーン。 前回のバージョンでは、伊勢神宮と被るからとカットしていたんです。(冒頭の写真)
でも、今回思い切って入れ直してみると、不思議と動画全体が生き生きし始めました。 何年ディレクターをやっていても、構成や編集は迷いの連続です。
外宮・内宮のシーンでは、とにかく「静謐な雰囲気」を活かすことに努めました。
余計なテロップやナレーションを排し、映像の力を信じる。これはテレビ屋の性分からすると、実はかなり勇気のいることなんです。
インスピレーションと、一期一会の出会い
外宮のシーンで流れるギターの音色。 実はこれ、私の自作自演です。
インスピレーションが湧いた瞬間にちゃっちゃと録音しました。
ミスタッチも多い、お粗末な演奏ですが、今の気分を乗せるにはこれが一番だと思いました。
そして、ご来光のシーンで出会った前髪ぱっつんのお子さん。 本当に可愛かった。
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| 前髪ぱっつん少年と優しいパパとママとお兄ちゃん |
実は出会ったのはご来光の後だったのですが、構成上のリズムを考え、あの位置に配置しました。
毎年、ご来光を撮影しに通うという「ご来光評論家」の方も、なかなかのインパクトでしたね。きっと海王星が効いている、霊感の強い方だったのでしょう。
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| また来年お会いしましょう! |
というわけで、相変わらずの気楽な夫婦旅。 でも、私たちはいつもあんな感じで、ぼちぼちとやっています。
日常の喧騒を少しだけ忘れて、一緒に旅をしているような気持ちでご覧いただければ幸いです。
動画の21分過ぎ、あの伝説の(?)『ご来光評論家』さんとの出会いから、奇跡のような光が差し込む瞬間は、編集しながら私自身も震えました。ぜひ、そのシーンだけでも見ていただければ、今回リニューアルした意味が伝わる気がします。
▼リニューアル版・伊勢の旅はこちらから https://youtu.be/IvDejzYUoXo








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