朝ドラ「舞いあがれ!」について勝手な感想

2022年10月8日土曜日

映画・TV・書籍など

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
今朝、散歩していたらいつもお参りするお地蔵さんの前に、美しいユリの花が供えられていました。
そして、その花の雄しべが丹念にカットされていることに、横にいた妻がいたく感心しておりました。

”ユリの雄しべから出る花粉は一旦服などにつくとなかなか落ちない”
だから、きっと供えた人は参拝者のためにカットしたのだそうです。

自分はそんなこと気づきませんでしたが「それっていかにも日本人らしい丹念さだなあ」と感心し、少し驚きもしました。



朝ドラ「舞いあがれ!」も丹念な作りです


さて、丹念といえば、今週からNHKの朝ドラ 「舞いあがれ!」が始まりましたが、なかなかに丹念なドラマづくりをしているようです。

「脚本家やスタッフが丁寧につくっているのだなあ」と感心させられるような場面やセリフが随所に見受けられて、頑固なテレビ屋のおじさんも心の底でにっこり微笑んでおります。

たとえば母と娘が港で別れる場面


病気がちな娘を島に残して大阪に帰ることになった母。見送る娘。

その辛くて不安な気持ちをあらわすために港にむかう”二人の繋いだ手と手”の映像がさりげなく使われていましたが、その丁寧なインサートカットなども、まあドラマ的には”ベタ”といえば”ベタ”なんでしょうが、それでも「とっても”素直で正直”な映像だなあ」とおじさんは感心いたしました。

よく、もの作りの世界では「丹念な仕事」という言葉が使われますが、まさにそんな表現がピッタリな場面(映像)だと思います。



でも、改めて考えてみると””丹念な仕事”って言うのは簡単ですけど、行うのはとっても大変なことです。
しかも、実際に視聴者から「丹念な仕事だ」と見られるのって本当に至難の業です。

本当のところはどんな作品のスタッフだって普通は”丹念にもの作り”をしたいと願っているはずだけれど、なかなかそうは視聴者には映らない。
時には出演者やスタッフが張り切りすぎて逆効果になってしまうことだってある。
そもそも自分は、ドラマにせよ映画にせよ直接的過ぎるシーンなどは見ていて疲れます。
出演者がやたら怒鳴ったり喚いたりする場面も苦手です。

ほどよい塩梅の役者陣


今回は出てくる役者さんも渋くて存在感があって説得力があって、とにかく好印象です。
永作博美さん。
高橋克典さん。
子役のまいちゃん(役者名は知りません。ごめんなさい😅)
みなさん、ほどよい塩加減でなかなかの演技をされています。

高畑淳子さんなんかは、正直言ってこれまでは女優さんとしては若干 ”なめてました”(高畑さんすいません)
が、今回の演技を見てかなり考えを改めました。
あと、前川清さんやさだまさしさんなど長崎県出身の人がちょこちょこ登場するのも良いですね。
長崎県五島列島という舞台設定も”微妙に地味”で気に入っています。

というわけで、今後もさっき見た百合の花ように、丹念なドラマ作業を続けられることを心から期待します・・・と書きながらも心のどこかで、雄しべをちょん切られたユリの花が”多少不憫”な気もしてモヤモヤしているおじさんです。





















おすすめ動画

【早起き元TVディレクターが贈る】散歩ときどき神社旅、ドキドキ占星術

自分の写真
大阪市, 大阪府, Japan
元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

注目の投稿

ナレーションの極意。元MBS小池清氏に学んだ、映像を「生かす」ための声音の美学

おはようございます。早起きディレクターです。 「今のYouTubeやVTRは、言葉で埋め尽くされすぎていないか。 かつて毎日放送に、独特の音声で映像に命を吹き込む伝説のアナウンサーがいました。 小池清さん。  20年以上のキャリアを持つ私にとって、彼は単なるナレーターではなく、映...

アーカイブ

ページビューの合計

QooQ