はじめてのスチール・カメラマン体験

2022年2月21日月曜日

定年後の生活

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
人間、慣れないことをやると本当に疲れるものです。
実は昨日、国立文楽劇場で妻の属する踊りの会が主催する舞台に”スチール・カメラマン”として助っ人撮影に行ってきたんですがこれがまた大変でした。
これなら普段の「TVディレクターのほうがよっぽど気も体も楽だ」と痛感いたしました。


へっぽこカメラマンは体も気も使う


まあ踊りの会のカメラマンとはいっても自分は舞台を撮影するメイン・カメラマンではなくて、楽屋で衣装やメイクを施した出演者ひとりひとりのポートレイト撮影をしたり雑感撮影するカメラマンですからそこまでの重責もありません。



それでも4時間の長丁場で出演者の人数分だけ何度も何度も同じ段取りで撮影を繰り返さなければならないから、肩はこるし腰は痛いし・・・しかも皆さんにとっては一生の大事な思い出写真でもありますから当然撮影失敗は許されない。


体と心を使いたおして、夕方家に帰ったらへろへろに疲れ果てていました。
そして風呂に浸かりながらしみじみと思ったのが、普段一緒にテレビ仕事をしている技術さんたちの苦労です。

プロのカメラマンは上手に撮影するのが”当たり前”


というのも僕らディレクターはいわば物事を”仕掛ける側”ですから、段取りやアイデアなどは自分の好みでなんとでも変えられます。
だからわりと現場では心理的にはいつだって自由なんです。
(そのかわり責任は重くて本番前はいつもプレッシャーです)
でも技術さんたちは、演出家が決めたアイデアを”受ける側”ですから、指示されたことを忠実に失敗のないように実行しなければなりません。

大事な場面でカメラの調子が悪くなり「映像が撮れていませんでした」なんてことは絶対に許されません。
同様にミキサー不良で収録した音がひずんでしまい「放送では使い物になりません」などということがあったら大問題です。


つまりカメラマンも音声さんも「いつでもクリアにきれいな映像(音)で収録できているのが普通(当たり前)」の世界で仕事をしているのです。
だからこそ彼らはプロなんです。

しかも担当するディレクターが何でもかんでも欲しがるようなタイプだとさらに彼らの苦労は増します。

というわけで、みなさんもたまにはそんな技術さんの努力にも思いをはせながらテレビを眺めてやってください。



しかし昨日のミッションはかなりきつかったがそれなりの充実感、達成感もありました。
けっこうお気に入りの写真も撮れましたしね。
今後は趣味の延長としてスチール・カメラマンもやってみようかな。





よろしければ応援を!

おすすめ動画

【早起き元TVディレクターが贈る】散歩ときどき神社旅、ドキドキ占星術

自分の写真
大阪市, 大阪府, Japan
元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

注目の投稿

ナレーションの極意。元MBS小池清氏に学んだ、映像を「生かす」ための声音の美学

おはようございます。早起きディレクターです。 「今のYouTubeやVTRは、言葉で埋め尽くされすぎていないか。 かつて毎日放送に、独特の音声で映像に命を吹き込む伝説のアナウンサーがいました。 小池清さん。  20年以上のキャリアを持つ私にとって、彼は単なるナレーターではなく、映...

アーカイブ

ページビューの合計

QooQ