やっぱりエンディングは「別れ」のシーンでしょ

2022年1月8日土曜日

TVディレクターの仕事 映画、TVドラマ他

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
アメリカの黒人俳優シドニー・ポワチエさんが6日にロサンゼルスの自宅でなくなられました。
94歳でした。
心からご冥福をお祈りします。


シドニー・ポワチエさんといえば僕個人の映画史の中でもかなり重要な人です。
というのも僕が子供の頃は夜に週に何度かテレビで映画を放送していたものですが、当時見た映画でかなり強烈に印象に残った映画がシドニー・ポワチエさん主演の「野のユリ」でした。

「野のユリ」

このタイトルはたしか新約聖書の一節か何かからとられたタイトルのはずです。

荒れ地で教会建設に打ち込む黒人青年役を演じ、彼に労働を懇願する(強制する?)ドイツ系の修道女たちとのヒューマニズム溢れた、そして時にコミカルなやり取りは、子ども心にどきどき夢中になって見ていました。
なによりラストシーンが秀逸です。

きつい仕事を終えた黒人青年が修道女との団欒を終え賛美歌「Amen」を歌いながら教会から去っていくシーン。
部屋から出て自分のテントの荷物を片付け、さらなる新しい度に出ようとする黒人青年の歌声。
次第に小さくなっていくその歌声と輪唱しながら部屋の中で編み物をする修道女達。

かなり有名なシーンですが「Amen」のメロディーもゴスペル調で、なおかつブルージーで、なんとも切なくてこれが良いんです。
そして子供の時に見たそのシーンはいつまでも僕の心に残りました



エンディングは別れがいい


どうやら僕はガキの頃からエンディングで誰かがどこかへ去っていくような”別れ”の映画が好きなようです。

「シェーン」のガンマン、アラン・ラッドと少年。
「幸福の黄色いハンカチ」の高倉健さんと若いカップル達(武田鉄矢さんと桃井かおりさん)。
「明日に向かって撃て」の主人公たちは大勢に囲まれ一斉射撃で壮絶な最後を遂げますが、あれもまたひとつの”別れ”のシーンです。

そして最後にロングショットに「FINE」や「終」のテロップ。
切ないけど、これが一番王道!
気持ちいいと思いませんか。
(あくまでも個人的な趣味ですが)

というわけで来週15日放送の「とびだせ!えほん」の仮編集もいま終えました。
最後のシーンはどないなるか?
それはテレビでお楽しみください。
「Amen」







よろしければ応援を!


60歳代ランキング

注目の投稿

絵本作家・長谷川義史さんの「原画展の紹介動画」のお知らせ

お早うございます。早起きディレクターです。 本日は絵本作家・長谷川義史さんの 「原画展の紹介動画」 のお知らせです。

プロフィール

自分の写真
大阪市, 大阪府, Japan
関西に住む早起きのベテランTVディレクターです。毎日放送の「ちちんぷいぷい」では旅コーナー”『とびだせ!えほん』『前略、旅先にて』など担当。 業界での体験談や日常の悲喜こもごもを綴っています。皆様の暇つぶしになれば幸いです。

Twitterもやってます

アーカイブ

ページビューの合計

フォローします

QooQ