とびだせ!えほん特別編 の子どもたち〜

2020年7月9日木曜日

とびだせ!えほん

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。

本日は「おうちで一緒に絵を描こう」第3弾の放送です。
相変わらず長谷川義史画伯はノリノリで、絵に関するいろいろな質問や似顔絵の描き方なども語ってくれています。
そして視聴者からいただいた絵のお題にも挑戦したんですが、その中のひとつに「お祭り」に関するテーマがありました。
ここで描かれている子どもたち。
実は長谷川さんにとって思い出深い大阪の川にまつわる映画に出てくる少年たちなんです。



宮本輝原作の映画「泥の河」


みなさんは「泥の河」という小説をご存知でしょうか?
1977年に発表された宮本輝のデビュー小説で、芥川賞や太宰治賞を受賞した作品です。
その後、1981年に映画化されたんですが、僕も20代の頃に映画を見た記憶があります。そして昨夜、数十年ぶりにアマゾンVideoで見返して衝撃を受けました。
長谷川さんの絵に出てくる子どもたちが映画に出てくる少年2人とうりふたつだったからです

「泥の河」は昭和30年の汚れた大阪・安治川べりが舞台ですが、30年代といえばまだ戦争の傷跡がいたるところに残っている時代。
ひとりの少年が戦争によって心に傷を負い、それを引きずって生活する幾人もの人びとと出会いながら成長していく物語です。


主人公は川のそばで大衆食堂を営む店の一人息子・信雄
信雄はある日、雨の中で傘もささずに立っている少年、喜一に出会います。喜一は母と姉と舟で各地を放浪しながら生活しています。しかもどうやら母は男に体を捧げる商売をしているらしい。
近所の大人たちは「こどもは舟には近づくな」といいますが、それでも次第に心が通じ合うようになる少年たち。
そしてそれを優しく見守る喜一の両親(田村高廣と藤田弓子がまたいい芝居をするんです)


「おうちで一緒に絵をかこう!」の絵の中に映画の少年たちがいた


クライマックスは仲良くなった2人がお小遣いをもらって出かける福島の天神祭です。
ワクワクしながら出かける2人の描写も良いんですが、このお祭り最後のシーンは切なくて涙なしには見られません。
そして今回、長谷川さんが描いたお祭りのシーンがまさにこの場面なんです。
そこには少年、信雄喜一(のぶちゃんときっちゃん)が忠実に再現されています。       



もし本日のちちんぷいぷいの放送までに時間があるなら、是非、映画「泥の河」をご覧ください。
もし映画を見たら、きっと長谷川さんの描いた絵に衝撃を受けると思います。
そこにはあの日の「のぶちゃんときっちゃんがいます。
それにしても長谷川さんってどんな記憶力をしてるんでしょうか?

















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元テレビ番組ディレクター。長年、映像制作の最前線で「伝えること」に心血を注いできました。 現在は、朝の澄んだ空気の中で行う「早起き散歩」と、各地の歴史に触れる「神社巡り」をライフワークにしています。現役時代に培った映像制作のノウハウを詰め込み、YouTubeでは「大人の本気の趣味」としての動画を配信中。 このブログでは、動画では語りきれなかった撮影機材の裏話、旅の細かな記録、そしてディレクター視点での「日常の切り取り方」を綴っています。 映像と文章を通じて、皆さんの日常が少しだけ豊かになるような「朝のひととき」をお届けできれば幸いです。 ▷ YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HayaokiTVDirector ▷ お仕事・お問い合わせ:junyo1123@gmai.com

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