一番思い出深い雲。夏の終わりの千早赤阪村。

2020-07-17

TVディレクターの仕事 とびだせ!えほん

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。

ぼくは昔から妙に雲が好きで、いつも空を見上げていろいろな形に変化する雲を眺めています。今の梅雨の時期の低く垂れ込めた厚い灰色の雲もそれなりに味わいがあるのですが、やっぱり青空を背景にぽっかりとうかぶ真っ白な雲が好きです
雲を見ているとなんだか幼少期を飛びこえて、太古の昔にもどったような錯覚におちいることさえあります。もしかしたら遠い昔、モンゴルあたりで生きていたのかもしれません。



雲を見ることはTVディレクターの楽しみのひとつ


ディレクターという仕事は色々な楽しみがあるのですが、僕にとってはロケ現場で発見する珍しい雲もそのひとつです。
気に入った雲を見つけた時、思わずカメラマンや絵本作家の長谷川義史さんに「あの雲を撮影して」とか「あの雲を描いて」とお願いするんですが、たいていあんまり興味を持ってもらえません。
まあ、雲だけを切り取っても映像的にはあまり意味をなさないから仕方がないですけど。

だからいつも一眼レフカメラで雲を撮影しています。
10年以上前からロケ現場にカメラを持参するようになりましたから、もうかなりの雲写真のストックがたまりました。
ネズミみたいな雲、サンマの骨のような雲、天女様みたいな雲・・・





思い出に残る千早赤阪村、夏のおわりの雲


これまで取材中に見た雲の中でもっとも印象に残っているのは大阪千早赤阪村の雲でした。
それは「とびだせ!えほん」というコーナーのロケで主人公である長谷川さんの恩師・大西先生をたずねた時のこと。夏の終わりのお昼前でした。

山に囲まれた千早赤阪村はかなり高低差のある地形で、どこに行くにも坂を上ったり下ったりしなければなりません。でもそんな土地柄が見事の景観を生みだします。

太陽が照りつける中、大西先生のご自宅のほかには特に行く用事のない撮影隊は名もない田舎道でふと気になる坂道を見つけました。
その坂をのぼるほどに稲穂の間から青空が広がり、周りにはなんとも懐かしい夏の風景が広がりました。
太陽は照りつけているのになぜか心地良いのは涼しい風が田んぼの上を渡っていくるからでしょうか。
さすがにこの雲の風景はカメラマンも長谷川画伯も気に入ってくれたようです。



恩師との再会とともに残る風景


その後、長谷川さんは恩師である大西先生と再会をはたすのですがそれはまた別の話。でもその感動の場面にはいつもこの田んぼの風景がワンセットで記憶に残っています。

この夏もこんな白い雲が流れる素敵な風景が見られるといいですね。






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