煽(あお)りすぎる演出は苦手です

2020年3月21日土曜日

TVディレクターの仕事

t f B! P L

コロナウィルスの映像って必要ですか?


おはようございます。早起きディレクターです。

昨年、世間を賑わした話題の一つに「あおり運転」がありました。
ぼくは小心者ですから出来るだけそういった怖い人たちとは距離を置くようにしていますが、それでも万一のためのドライブレコーダーを探しに車用品まで出向いたものです。
結局、どれがいいのかわからずまだ買っていませが。
最近は新型コロナウィルスの話題が中心となり、あれだけニュースで騒いでいた「煽り運転」さえもう過去の話になりつつあリます。

でも「煽り」なんてもともとが人間の性だから社会のいろんな場所で発生します。

「煽り」演出は昔からありました

最近ならコロナ問題を扱うニュースではお決まりのように新型ウィルスの写真を繰り返して使っていますが、個人的にはあれも煽り演出だと思っています。
あの映像はコロナのもつ恐怖を表現しているのかもしれませんし、もしかしたらなんの考えもなく横に習えで使っているだけなのかもしれない。

でもこれだけ世間にウィルス映像が流布したんだからもうコロナの映像くらいみんな覚えています。
「もうそろそろ使うのをやめればいいのに」といつも思うんですが、相変わらず不気味な映像が今日も流れてつづけています。

以前は「スギ花粉」の時期になると、スギの木から大量に噴出する花粉の画像がしゅっちゅう使用されていました。あの気色悪い映像もかなり迷惑でした。
おかげで花粉症でないこちらまで鼻がムズムズしたものです

もちろん正確な映像、情報を示すのはテレビでは大切なことだし、最悪の事態を想定して危機感を表現するの必要なんでしょうが・・・やっぱりコロナの写真はもう見たくない。


芸人さんだって本音では嫌ごとなんか言いたくないのでは?

芸能人の不倫問題などで視聴者がもっと憤るように司会者がパネラーたちを誘導していく手法もいまでは当たり前の「煽り」演出です。

最近はお笑いの芸人さんもよくそういった番組のパネラーをつとめていますが、彼らにとったら不倫したカップルになんてなんの恨みもないでしょうから、わざわざ「嫌ごと」なんか言いたくもないはずだと思います。
それでも仕事だから司会者から振られれば仕方なく意見を言う。
そもそもなぜ彼らをブッキングするのかさえ僕にはわかりません。

でも彼らの本業である「お笑い」をもっとじっくり見たいと願うのは僕だけではないと思いますし、芸人さんたちも本音では本芸を披露したいと思っているのではないでしょうか。
「説明」または「エンターテイメント」という理由で繰り返し使われる派手なテロップ。
安易な情報や出来事に「付加価値をつけるため」に使われる騒々しいナレーション。
CM中にチャンネルを変えさせないために、あえて流れをぶった切るような編集。
これらはみんな視聴者の心をひきつけるための煽りテクニックです。
別に「テレビにおける煽りの是非」を問うつもりはありません。
それも演出の一つだと思うし、たまにそれに近い手法を使うこともあります。
でも、ぼくはもともと派手な手法が苦手ですし、それでも面白い番組、わかりやすい番組ができると昔から信じてやってきました。
だからどうしても恐怖や派手さで人の目をひくようなやり方には賛同できません。
地味で小市民的な考えでかもしれませんが。
みなさんはどう思われますか?




最新記事

懐かしのディレクター写真集 ④ 2014年12月 紅葉と雨の真珠「とびだせ!えほん」

お早うございます。早起きディレクターです。 一昨日は33回目の結婚記念日だっだので「 たまには焼き鳥屋で祝杯!」 と勇んで出かけたらやはりどの店もアルコール類は禁止・・・ 仕方ないので家に帰ってスーパーで買ったお惣菜とぬか漬けとチューハイで乾杯しました。 まったく安上がりな夫婦で...

プロフィール

自分の写真
大阪市, 大阪府, Japan
関西で活動しているベテランTVディレクターです。紀行ものやドキュメンタリーのVTRを作っています。担当している毎日放送「土曜のよんチャンTV」の旅コーナー『とびだせ!えほん』は9年目になりました。いつも朝の4時から起きて”ちゃっちゃ!”と仕事をしています。番組やブログへのご感想をいただけたら励みになります。

アーカイブ

Twitterもやってます

ページビューの合計

QooQ